弱いものが安心して暮らせない未来

新潟の小学2年生の少女を殺害し、

線路上に遺棄した容疑者が逮捕された

23才の若者だった


人間関係の希薄な現状

社会性の縛りが強すぎる

ぐるりの空気に合わせ過ぎて

鎧を十重二十重に着込んで

本当の自分がわからなくなる

その鬱憤は、異常なかたちで弱いものに向かう



若者の中で学校でいじめと無縁でいられた

人間は、希であろう

学校のいじめは正義が勝たない

いじめからの学びが無い


体罰、しごき、暴力が当たり前な部活の指導者

図らずも、勝つためには、ルールを犯しても

相手が傷つこうが構わない

本末転倒な日大のアメフトの監督を見ればわかる


すべて、正義が宿ろうが弱いものが

痛い目にあって当然

というメッセージが見え隠れする

人間を人生を簡単だと錯覚させる

断じて人間は、簡単ではない

小学2年生の弱い少女こそ

簡単ではない人間だと認識出来ない程に

弱肉強食を結果的に教え込むこととなった

現代社


高度成長期 軽薄短小を錦の御旗に突っ走った

人間も知らずのうちに軽薄短小と化したのか

いじめをマニュアルで乗り越えようとしているあたり

人間の劣化をみる

マニュアルはある程度まで、最後は、人間だ



林竹二先生の一文を掲げる

世間の人が、すべて、これが美しいとか、

これが正しいとか、いう場合でも

それをただちに美しいとか、正しいとか

認めることが出来ない場合もやっぱりある

その時には、やはり自分の責任において

自分の信ずる正しいこと

美しいかとのために、自分の存在を賭けることが

必要になる

そういうときには、

世間の通念をきびしい吟味にかける力としての

学問がものをいうわけです



クラスにいじめが起こった時

そのクラスをきびしい吟味にかける力は

マニュアルには宿らない


人間は、簡単ではない事を思い知る必要がある

そらは、人に知られる事をはばかられる所にある




電車の運転手さんが見た白い車は???