どんなかんじかな
昔の映画、
ジョニーは、戦場へ行った
をご存知だろうか
戦場で負傷し、
手も足も目も口も耳も無くしてしまた
首と頭を僅かに動かすことしか出来ない
ジョニーの話だ
モ-ルス信号によって意識があることを確認
されるのだが
ジョニーにも確かにジョニーの世界は、存在する
脳が何らかの働きをしている以上世界は、ある
心臓でも考えている可能性があるらしいが
世界というより、もっと
根源的なもののように想像する
我が子の母校では、
小学四年生が養護学校を訪問する
その前に
絵本 どんなかんじかな
作 中山千夏
絵 和田誠
を読み聞かせた
ジョニーのように、彼らにも世界がある
見た目がどうであれ、
しょうがいを持っているからこその世界がある
それを伝えるには、すぐれた絵本だ
健常者どうしであっても変だおかしいだ
と、貶め、貶められる
人間には、それぞれの世界が存在する
それを尊重することが個人主義だ
自分勝手とは、一線をかくす
どうせ道徳するなら
相手を変だと思うことについて哲学してみるのも
面白い
考える国民を良しとすればの話では、あるが
短い絵本なので子供達が物足りなそうな時
ホ-キング博士の話をすることにしていた
段々動けなくなっていく世界から
宇宙への
思考の飛躍が興味深い
この絵本にぴったりだと思っている