珠玉の対談

文春文庫から出版されている
宮本輝の道行く人たち
と言う対談集がある
そのなかの、作家、中上健次との対談が美しい
色々読んでは、いるが
私にとって対談では、これ以上のものは、ない

始めに断っておくが、哲学としての宗教には、興味は、あるが 信仰するきは、ない

中上氏の悪戦苦闘しても晴れない人生においての闇が対談によって明けてゆくのだ

学ぶことによって浄化してゆく中上氏の様が美しい
正に、珠玉の一編だ

いじめの鬱憤ばらしなど、この、恍惚に比べたら
屁にも劣るつまらないものだ

若人よ、大人のまねをする必要は、ない
何故贅沢をしない
安いもので、自分を満足くさせる
わからないかもしれない、でも
贅沢をする、一歩として、手にとっては、いかがか
わからないのなら、わからないことと一緒にいればいい
心をけちるな、安いもので満足させてしまっていいあなたでは、ない
自分の価値をやすく見積もるな
あなたの持っている一秒は、伸びゆく一秒だ
あなたを震わせる美は、ある
いじめてる暇があるならアンテナを高くはれ
あなたが、美しくなる瞬間が見たい