出会って
元気かな、時々思い出す
大学一年生の太一に出会ったのは、
一番しんどい時期に夜中のおにぎり製造のバイトで
だった、車椅子に乗っていた
今でも忘れられない
僕の障害は、見ればわかる
あんたのは、いくら苦しんでいても、
わからないから
同情も偏見もあったもんじゃない
僕は
障害がある様に生きればいいけど
しんどいのに
平気な振りして生きるの大変そうだね
と言われて親切にしてもらった
なにも言っていないのに、ずぼしだった
彼と出会ったことで障害を抱えた人への意識が変わった
手伝う時に遠慮が無くなくなった
いい奴だった
元気かな