わらべ歌の子育て

遠野のわらべ歌伝承者 阿部ヤエさんを

学んだ時期がある

シュタイナー、モンテリッソ-、七田式

しまじろうetc 疲れはてた

結局は、生きる上で少しでもアドバンテ-ジを

という親の奢りなのだ


そんなとき、貧しい農村に受け継がれた

わらべ歌の精神を知った

目からウロコだった


辛い人生を投げ出さないように、

子供が産まれたらその家の三人以上が

狂ったように赤子をあやし倒す

この世は、楽しいと擦り込む為に


子供の頭は、触らない

その人間の魂が宿る場所だから


孫育て

働き手の母親に変わって

おばあさんが育てる

自分が育てられ、

我が子を育ててもらっている姿を見

孫育ての番がまわってくる


生まれて始めて抱くのが我が子だった私は、

これを聞いてわからないのは、当たり前だと

力が抜けた


今なら、ハッキリわかる

春さく桜もあれば、極寒にさく桜もある

木なり、子なりなのだと

邪魔は、すまい

花も実もある人生を祈る


言葉は、歌からはじまったとか

人生のはじめの一歩は、産声ではじまる

赤子は、産まれるまでに進化の過程をたどる


泣く子をあやす、あやし歌

歌から始まる子育てに社会性を身につけた

人間の進化の過程を見る