8月15日

敗戦記念日

72年前の8月15日

今を形作る

めざましい戦後復興と引換に

自立した大人の国となれない

国民の知りえない

ダブルミ-ニング、ねじれの中に

アメリカによって落とし込まれた

紛れもない敗戦国なのだ


私は、くしくも12月8日に生まれた

高度成長期ただなかの

開戦の日に生まれた

戦争を知っている教師には

太平洋戦争勃発の日だと言われ

団塊の世代の教師には、ジョンレノンが

暗殺された日だと言われる

迷惑な話だと思っていた




母親になり我が子の為に

読み聞かせのボランティア

をしていた



12月に入ると私は、学校で

すみれ島という絵本を読むことにしていた


私は、

戦争がはじまった日付を

忘れることは、ない


確かに私には、戦争責任は、ない

当時私は、影も形もない

責任を追うべき何もしていない


私が追うべき責任は、

次の戦争をしない事だ


すみれ島を読み終えた後


12月8日になぜ戦争がはじまったのか

を学び考えることこそが

次の戦争をしない為に大切な事です


1941年12月8日に戦争をはじめなければ

特攻隊も原爆も沖縄戦も空襲も無かった

敵味方両方の若者の命を喪わずにすんだ

多くの命を喪わずにすんだ

8月15日敗戦の日もない

8月15日の後悔を繰り返さないために

今日、すみれ島を読みました


と伝えることが出来たのは、

戦争を知らない私が12月8日に

生まれてしまったから

ということにほかならない


あの時から、若い頃抱いていた

自分の誕生の日への嫌悪を

ささやかな役割を果たすためだったのだと

静かに腑に落とした

それも、今となっては、過去の話である


戦争を知らない私が借り物でない

非戦の思いを伝える精一杯のもの言いだった




日本が日本であり続けるためのあらゆる努力

を必要とする今日

台湾の人の話を聞くにつけ

中国の属国には、なりたくない



ならば

国民として承知しておくべきことから逃げては

いけない

自衛隊を軍隊にするなら

軍隊という組織がどういうものなのか

決して目をそらしては、いけない



保証も、敬意も、感謝もなく

自衛隊の処遇のままで戦闘地域に派遣して

いいはずがない

戦闘地域ではないという方便で済む話ではない

すでに自衛隊の役目は軍隊の役目に重なる


わが国への

領海侵犯、領空侵犯

他国の

武器に晒される

丸腰で出していい理由がない

武器にさらされる軍人にふさわしい向き合い方を

国民は、しなけるばならない

国民は、粘り強く退役軍人を

受け入れ続ける覚悟がいる

その上で

戦略的な非戦への計略を巡らせるのだ

戦争をするための軍隊ではない

戦争をしないための軍隊であると

国民、国家は、肝に銘じなければならない

この道は真っ直ぐたてなければならない

角度が生じれば時と共に誤差は、広がり

戦争をしないための軍隊が

侵略戦争もいとわないほどの傾向をしめす

可能性が生じる

戦争をするしないは、紙一重なのだ

国民の理性が問われる


軍隊とは、リンクを貼っておきます よろしければ
http://kakioki.hatenablog.com/entry/2017/03/29/110000