夏がツライ
まだ、油蝉が鳴かない
猿も来ない
あれ?
少々心配になる
この湿気と暑さに息をころして
1日また1日とやり過ごす
子供の頃の暑さには、
優しさがあった
夕立が来るとスッと涼しくなったが
今は、大風、大雨、雷に、雹まで荒れくるう
そのクセ、関東は、水不足とか
風鈴
釣りしのぶ
どころの騒ぎではない
風流など、どこかに吹き飛ぶ
ヒステリックな暑さである
イギリスだったか
冬が水っぽかった気がする
夏の湿気とどちらが良いものか
ふと、思いが巡る
下手な考え休むに似たりである
せんない遊びである
地球の磁場が変わって
方位磁石が南を指す日が近いのか
NASAがポ-ルシフトの可能性に言及した
地球は、人間の都合などお構いなしだ
だからといって、ニヒリズムに落ちるのは、
性急にすぎる
今、私は、生きている
今、あなたは、生きている
その事実の前にニヒリズムは、
観念に過ぎない
現実は、私の手の中に確かにある
今、確かに生かされている
だから、有難くも、勿体なくも
ここは、日本か
という暑さを、
十二分に味わっているのだ
果たして人間は、地球の都合を慮っただろうか
いや、地球は、地球だ
物理の世界だ
擬人化などと、観念に過ぎた