親の離婚

子供への影響は、小さくない



絵本

パパは ジョニーって言うんだ

作 ボ- ・ R ホルムべルイ

エヴァエリクソン

訳 ひしきあきらこ



スウェーデンの絵本だ

個人主義であり、男女格差が少ない国の絵本だ

心を守るために夢の中の住人でいて欲しい

小学 1 、 2 、3年生に読見聞かせた

絵本の中のこの子のように

あなたは、確かに愛されてる

と言ってやりたかった


それぞれの事情を抱えて

それぞれの思いを抱えて

一生懸命生きている


人間て、いとしい生き物だと

人生のはじめの一歩は、軽やかに踏み出させて

やりたかった


本当を知りながらも尚



親が片方の親を憎むとき

子供の苦しみは、尋常ではない

勉強どころの騒ぎじゃない

頼るべき親が憎んでる もう一方の親に似ている

自分を見つけてしまう

母親を殴っている親の中に

自分を見っけてしまう

その状況で自己肯定感が宿るはずもない

学ばなければ世代間連鎖だ

ここは、スウェーデンではない

合理的思考には、遠い日本なのだ

スウェーデンを目指せとは、言っていない

考え創造する必要がある

道徳では、足りない

世代間連鎖を断ち切るために哲学がいる


この絵本を読む時、

特に

感情移入は、いらない

読み手の自己満足に終わってしまうのだ



理性とは、

その事、物、人に対して

それにふさわしい向き合い方は、

何かと考える事だ


回り道をすれば、目的に到達出来ると解ったら

欲望や衝動や感情に惑わされず目的を達成する

力だ


大人は、理性を学ばなければ

子供が子供でいられない

才能あふれる子供への賞賛も必要であろうが

本当に大切なのは、市井の子供の幸せだ

市井の子供の幸せこそ

世の中の安寧につながる