ぐるぐるめっちょ

我が子が
三、四才の頃ぐるぐる回りだした時期があった
危なっかしくて、ついつい止めてしまったが
それは、思う存分回らせてやるべきだったのだ

子供の発達には、タイミングがある
そのタイミングでは
爆発的に育つ
まさに三半規管を強く成長させるために
まわっていたのだ
その時期だったのだ

わらべうたに、

ぐるぐるめっちょ ぐるめっちょ

とはやしたてて思う存分回らせてやる歌がある

我が子は、遠足などで大型バスに乗る時
酔い止めとエチケット袋が必須だった
私が無知だったのだ

どうも、文化が継承されにくい現代
私は、済まぬ、済まぬと親をやっている
傲慢な我が身には、丁度いい

時期は、のがしたが
牛の歩の如くゆっくりだが
成長し続けてくれたらしく
酔い止めは、御守りになった

しかし、ジェットコ-スターに進んで乗りたい
子では、ない

私の母は、知らなかった
明治生まれの祖母なら知っていたのだろうか

わらべうたに傾倒した時期がある