2018-05-16 年寄りは死ななきゃなおらない! 私の祖母は、明治産まれだすでに鬼籍にはいっている細くて小さいが戦争さなか産婆として子供を取り上げ続けた人だ真っ当な人だと思っている 老いとは残酷なもので、そんな人でも徘徊がはじまる私は、まだ10代だったあの頃は、ボケは、精神科の範疇だった何を言われているのか理解出来ない祖母が言い放った年寄りは、死ななきゃなおらないとその時から考え続けている自分がいる もう五十路の坂を越えた病をかんがみればすでに、老いらくの域にある 文明と感情と天然との狭間を祖母のように生きている今がある