羞恥

我が子よ

羞恥など三島由紀夫のように

たらちねの母の胎内に置き忘れてくれば

よかったのに


恥を知るのは、悪くないが

何でもかでも他人の言葉に右往左往して

恥を知ってたら自分が縮む

羞恥の先にイノベーションがある

やもしれぬ


我が子よ、

しっかり羞恥を携えて生まれ来た我が子よ

さぞ生きぐるしかろう

それも引き受けて生きている

君を尊敬する

イノベーションなど追わずとも

君は、君の人生を君の正義で生きてゆく

私の、正義とは、ちょと違う

君の人生を足掻きを尊重する


君の人生はすでに

私の人生では、無いことを痛感する、

過去には、私の胎内で心臓の音を響かせていたのに

遠い昔の現実は観念になってしまった

大きくなった