インパ-ル作戦と盧溝橋事件

8月15日夜NHK

インパ-ル作戦をおった

番組から目が離せねかった


半藤利一の昭和史で

学校で触れられもしなかった戦前戦後を含む

昭和史に触れた

その中で、一番胸に残ったのは、

盧溝橋事件であり支那事変だった

太平洋戦争の引き金を引いた

この二つの事件が

日本の中枢による決定に基づくものでなく

現場の暴発であったことに愕然とした

軍法会議にかけられてもしかるべき

罪にも関わらず首謀者が

軍中枢に残っている

私は、牟田口廉也の恣意的勇み足だと思っている

後のためにも真実を明確にするべきである



盧溝橋事件の首謀者とインパ-ル作戦の

トップが牟田口廉也だったことが

今更ながら自分の中で繋がった

この番組のおかげだ


軍人は、軍人である前に

息子であり、父であり、兄弟であり、夫であり

恋人であるのだ

それに思いを巡らせることの出来ない人間が

軍の中枢であっては、いけない


テレビの中で牟田口廉也の懺悔と悔恨の思いを

感じられなかった


それどころか、軍を退き老境にいたってなを

軍服姿で、勲章をジャラジャラ付け

軍刀を携えて写真におさまっている

罪を感じられない人間であることが確信となった

77歳日本で病をえて死んだ

生涯兵士に対する謝罪は、なかった


脳みそが筋肉で出来ているような人間を

軍の中枢に置いては、いけない

インテリゲンチャンでもこまる

本物の理性を携えた人間にこそふさわしい役割だ



戦場の生き証人の証言を得られる時は、

まもなく終わる


私が年老いたゆえか

それとも

先の戦争を語っても差し障りがないほどに

戦後日本を牽引した本当の戦犯は、死に絶えたか

この番組のもの言いは

いくつかの配慮を感じるも、

それでも率直であったと

私は、感じた


本物の理性を携えた人間を育むには、

いまだに軍隊教育から抜け出せない

学校教育に懸念を覚える



死者、障害がのこる怪我、骨折

何千人という子供を傷つけてなを

運動会の組体操をやめない

教師、親のありさまに

牟田口廉也と同じ自分勝手な人間性を感じる

この国の教育は、

ややもすれば、言圧の強い人間にとって都合のいい

人材を育てているのではと感じる

自立には、自律には、遠い

教育が己の自立、自律を育むことこそが

正しく非戦の礎となるのだ

平和の礎となるのだ

大人の意識改革が急務だ

大人は、子供を飼い慣らしてはいけない

大人に都合のいい子供にしてはいけない