加計学園問題の議論のベ-スにあって欲しいもの
若者の獣医のイメージは、
ペットのお医者さんであろう
動物に思いをかければいい仕事だ
しかし
足りていないのは、畜産関係の獣医であり
感染症研究に携わる獣医なのだ
人間の為に動物を殺せる獣医が求められているのだ
そこの観点をないがしろにしては、いけない
ならば、とうりいっぺんの
獣医学部新設では足りない
より畜産、病理学に特化した
学問の場が必要なのだ
日本の健康人口は、減る一方だ
ペット獣医の需要が減るのは、目に見えている
人間の為に動物を殺せる獣医養成に力を入れる
というなら話は、わかる
が
そろばんを、弾きにくかろう
教師になる人材も一校分しか集まらない
現状なら
今ある、獣医学部を畜産、感染病理学の
拡充、充実に繋がる再編を考えるべきである
高い学費払わせて勉強して、仕事がありません
では、心ざしある若者に失礼だ
歯科医や弁護士の過剰供給の罪深さを忘れたか
既得権益に風穴と胸をはるには
深謀遠慮が足りなくは、ないかと
問うてみたい
私たちは、日頃肉を食べている
畜産獣医のおかげもあり
食べさせていただけるのだ
鳥インフルエンザの研究にも獣医の存在は、
不可欠だ
時には、何万羽というニワトリの殺処分
にも人間の為に関わる
人間を生かす仕事を担う人材が足りていないのだ
人間を生かすことよりも
ペットの健康が大切な国なのか
大人の、
安倍首相の覚悟が問われる
経済のあり方が問われる
教育のあり方が問われている
獣医学は、人間のためにある