一休禅師の悟

ジョ-ジ秋山の浮浪雲

漫画である

その中で

この文言と出会った



仏は法を売り

祖師は仏を売り

末世の僧は、祖師を売る

汝五尺の身を売って一切衆生の煩悩を救う

柳は緑 花は紅の色いろ香

池の面に月は、夜な夜な通えども

水も濁さず影も止めず



気になってしょうがなかった

落語の一目上がりにこの文言があった

一休禅師の悟(ご)だとか


死の床にいるお女郎さんが

こんな業の深いなりわいでは、天国へ行けぬ

と一休禅師にいんろう渡してくれと頼んだ時の

文言が磨かれたものらしい



私は、業を感じながら生きている

このお女郎さんのように一切衆生の煩悩は、

救えずとも

いくばくかの用は、たせたと

ささやかな自負はある


だから

この世と結んだプロとして

別れは、

水も濁さず、影も止めず

去りゆきたい


心ならずも産まれ

生きると覚悟し

時代に身をやつしてきたのだから

最後は・・・・・・・