香り

加齢臭は、耳の後ろから漂う

・・・
いそじになってから香りを使い出した

それまでは、耳の後ろを入念に洗う

で、対処していたが

さすがに、香りが似合う年になった気がする

と言えば、聴こえはいいが

カサカサの肌に石鹸の香りは、みすぼらしいのだ


昔から色気にかけるらしく

海外のお土産で香りを頂戴する時

CHANELの5番は、貰えない

マリリン モンローに失礼だそうで

CHANELの19番を頂いた

恐ろしい事に

老若男女1人や2人では、ない

今、それを使っている

バブルのありがたい残骸である

後、1瓶で終わる

これが終わったら密かにCHANELの5番を

ヘソクリはたいて

付けてやろうかと野望に燃えるも

電車乗った時迷惑か?

19番なら、大丈夫らしい

悩むところでは、ある



付け方は、

耳の後ろにひとつけ

両耳で

塗りまでいかぬひとつけ づつである



教育費の重圧に

香りの意気地をもないがしろにしそうな

我が身に驚く

我が子のせいにせぬためにも

ここは、痩せ我慢を貫くつもりである

貫くからには、学費借金追わせぬよう・・・・・


ことと次第によっては、心細い限りである




小さな幸せチョイと膨らませ

鬱憤とカラカラかき混ぜて、いい塩梅で

明日も、明日の風が吹く?


みすぼらしいスカ-レット オハラである