中学の国語の内申点

我が子の国語の内申点が愉快だった

五段階評価で3である

国の習熟度テストでは、全国上位

5パ-セントに入る成績をたたき出す

模試でも上の方にいる

あれ?なに?何故?

理由がわかった

宿題しない、

教科書の言葉の穴埋め ?バカか
(我が子が言ったのだ)

その時、思わず出てしまった言葉がまずかった

夫婦それぞれ別個に

長いものには、巻かれてみたら

我が子は、巻かれることなく大事な内申点を

3に甘んじた


もっと面白かったのは、私立高校の合同説明会で

異口同音に内申書に、

間違いはないという見解だった

会社の未来を審査出来ない無能な

銀行の貸付係か

何のための受験か?

個性が育つわけないというか

従順第一なのだろう

教育は、彼らにとって算術なのだ

生徒は御しやすいにかぎる


今となっては

要は、国語の女教師とあわなかった

ただそれだけの事である



我が子が期末テストの問題で一番評価したのは、

太宰の走れメロスで出題された

メロスの心情を問うものだった

答えは、孤独

文中に孤独という言葉は、無かった

しかし、全てが孤独だと言っている

グッとくる問題だったとの事だ

もちろん女教師の出題では無い


走れメロスを教材にするなら

授業中、孤独という言葉が出てこないはずが無い

待つ孤独、待たせる孤独、王の孤独



愚かな親の顔を露呈してしまった

あえて書きおく