感想文

我が子の六年生の時の感想文だ

信じられないが本人覚えていない

どうでもいいとのことなので

母親である私の戒めのために書きおく




青い鳥 を読んで


この本は、くちぶえ番長 と きみの友だち

を書いた重松清さんの本です

今までに三冊読みました

私は、この人の本が好きです


青い鳥 は、三時間ぐらいで一気に読みました

重松さんは、ヒ-ロ-を書いたそうだ

主人公の村内先生は、

中学校の非常勤講師で国語の先生です

なのにすごくどもってしまいます

背の低い、頭のうすい、五十才位のおじさんだ

ちっともかっこ良くないが

私もヒ-ロ-だと思いました


色々な苦しみを抱えこんだ生徒の心を

すごく良く見つめている、わかっている

村内先生に話をすると

心の裏側にあることまでも一生懸命

聞いてくれるのに

村内先生は、どもってしまうから

本当に大切なことしか話さない

その子の心をわかっていればこそ、

その子にとって

本当に大切なことが話せるのだと思った

大切な話は、まるでまっ暗闇の心に小さな光の

入る穴を開けたみたいに希望の光を生徒達に見せる

それを生徒自身の力で少しづつ広げていく


母は、私の話を最後まで聞かずに答えを出す

私は、答えでは、なく、小さな光が欲しいのだ

そうでなければ母の考えが私の考えになってしまう

私は、小さな穴を自分の力で広げたい

母と違う考えにたどり着くかもしれない

母は、すぐ 私の問題ではない と言う

なら小さな光の穴のような大事なところだけ

助けてほしい


大人は、子供の話の真実を聞かないのに

言うことを聞かない となげく

子供は、弱いんだ

一方的に押し付けられたらつぶれてしまうと

思う時がある


私は、嘘をつくことがある

村内先生は、

嘘をつくのは、その子が一人ぼっちになりたく

ないからです

嘘をつかないとひとりぼっちになっちゃう子が

嘘をつくんです

嘘は、悪いことじゃなくてさみしいことなんですよ

と言う

だから村内先生は、ひとりぼっちの心によりそう

どうしろこうしろとは、言わない

本当に大切な小さな光を心にともして

まにあってよかた

と言う、やっぱりヒ-ロ-だと思う


どこに住んでいるかも、家族のことも村内先生の

ことは、何も書いていない なぞだ

カッコ悪くて、どもってしまう国語の先生が

子供だけのために、いっしょうけんめいそこにいる

この本には、今の私の息苦しさに

にているところがある


読めない漢字があった

ちょっと重いけど

もっと本を読んでもいいかなと思いました





自筆じゃないと、確実に

伝わらない息吹がある、リズムがある

思い知った

切手値上がりしたけど大切な人には、

手紙を書こうと思う



我が子に育てられている